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④光触媒塗料について

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光触媒塗料とは、酸化チタンを原料とした塗料で、紫外線を受けることで化学反応を促進して壁面の汚れを分解し、雨水などで洗い流す事が出来る塗料です。

💮光触媒塗料の特徴

セルフクリーニング機能➡塗料の白色顔料の原料である酸化チタンが太陽光にあたると活性酸素を作り、汚れを分解する。また、塗膜が超親水状態と言う水を弾く状態になることにより、雨が降った時に分解した汚れを洗い流す。この二つの機能をセルフクリーニング機能と言います。(汚れを分解する効果により、抗菌効果.防カビ.防藻効果があるが、土や砂等の無機質系の汚れは分解出来ません。)

空気浄化効果➡使用する塗料やグレ-ドにもよるが、光触媒の中でも最も高いグレ-ドで塗装することにより、延床面積30坪の戸建て住宅で、テニスコート4面分の緑地と同じ空気浄化効果があり、乗用車12台分が排出する二酸化炭素等の窒素酸化物を除去出来る事になる。

遮熱機能によりヒ-トアイランド現象を軽減➡すべての塗料ではないが、ハイドロテクトコ-トやピュアコ-トANプラス等では、太陽光を反射する事で遮熱し、蓄熱を抑えることで放熱を減らす効果がある。

💮光触媒塗料のデメリット

塗料が高い➡外壁塗料の中でも最も高いグレ-ドで、シリコン塗料の数倍になります。が、耐久年数がシリコン塗料より長いために、長い目で見るとコストダウンにはなります。

色や艶の種類が少ない➡白色顔料の酸化チタンが反応を起こすことで機能するために、白色顔料の配合が少ない濃い色の塗料はなく、艶も5部艶艶消ししか有りません。

太陽が当たらないところでは効果がない➡この塗料は太陽光の力で汚れを分解し洗い流す事が出来るので、当然のことながら、太陽光や雨が当たらない所では効果がありません。(あまり多くはありませんが、家全体に日が当たりにくい場合は、セルフクリーニングの効果はでにくいです。)

無機質の汚れは分解できない➡錆や黄砂、火山灰等の無機質の汚れを分解する事は出来ません十分な効果を発揮できない。その他、樹液や鳥の糞等の強固な汚れに対しても、十分な効果を発揮できない場合があります。

塗る職人により差が出やすい➡普通の塗料に比べると、施工法に癖がある為に認定施工店制度と言う限られた塗装店だけが取り扱いできる塗料でした。その為に、塗る職人がきちんとしていないと、光触媒の効果は半減してしまいます。

工程が多い➡通常の塗料は3回塗に対して、光触媒は、上塗りの後に光触媒コ-ティングを施すために、工程が一つ多く、工期も長くなります。

塗膜のひび割れ➡この塗料は、成膜すると塗膜が固くなり、シ-リング(コーキング)の上の塗膜が伸縮性に対応できずに、ひび割れを起こしてしまうことがあります。

まとめ

⊛光触媒塗料は何かとトラブルが多い塗料である為に、業者様に光触媒を進められたら、必ず相見積もりを取り、色々な業者から話を聞き、即決をしないように注意しなくてはならない塗料です。また、光触媒は外壁用の塗料のみで、屋根用塗料は有りませんので、屋根も光触媒をしますと言う業者様は、まず可笑しいと思って下さい。

⊛前にも書いたように、この塗料は、太陽光と雨の相乗効果により、塗料の効果を発揮するので、太陽光や雨があまり当たらないような住宅では、高い費用だけが発生し、効果は殆ど発生しませんので、依頼する前に自身のご自宅が、この塗料の条件に合うのかきちんと確認した上で、業者様に依頼することをお勧め致します。

⊛実際に使った評価としては、業者は、【性能がいい耐用年数が長い外壁の汚れを落としてくれる】等、高性能である事を前面に押し出して販売していますので、お客様の期待値が高い分、あまりいい評価はないようです。またこの塗料には、『汚れを落とす』効果はあるものの、決して『汚れない』訳ではありませんので、実感値としては『汚れずらい』と思っておいた方がいいかと思います。

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