外壁塗装は業者選びが肝心です。リホームに関するトラブル・苦情は年々増えています。外壁塗装も例外ではないので、悪質な業者には用心しましょう！
「大手だからいい」「安いからいい」「高いから信用できそう」とは一概には言えません。国家資格の有無など、どのような業者なのか事前にチェックしておきましょう。
いい仕事をする業者は、契約前の説明・調査が丁寧です。複数の事業から見積もりを取り、冷静に比較検討することも大事です。
※但し、見積もりを取りすぎると、逆にどうしたら良いかわからなくなりますので、何社も何社も取ればいいという訳では御座いませんので、２～３社にするとよいでしょう。
外壁塗装は業者選びが肝心
「外壁塗装をはじめ、住宅リフォームには、悪質な業者が少なくいない」とよく聞かれると思います。これは、残念ながら事実です。見積書や契約書もないままに、強引に作業がなされ、高額な代金を請求されたとか、作業内容が最初の説明と違っていて、ずさんだった。現場のことを何も知らない営業マンがきて、遅くまで粘られ、高額な契約書にサインをしてしまったが、実際は、安くで受ける下請けの業者が来て、短期間で工事が終わってしまっていた。等といった、詐欺まがいの業者がいます。
そこまで酷くなくても、業者とのコミュニケーションが円滑に進まず、納得のいくコスト・工事内容でないとか、どんぶり勘定のせいで、後で追加料金を請求されるといったトラブルは枚挙にいとまがないようです。
また、高品質な塗料を使っても、業者に問題があれば、外壁塗装の出来は悪いものになってしまいます。失敗しない外壁塗装の会社選びに、数点ポイントをご説明致します。
ポイントその１⁑どのような業者か事前確認❢
突然訪問してきて即決をせまるといった、明らかに危険な業者はわかりやすいですが、有名・大手企業なのに仕事が雑といった事も多々あります。
大手は、保証の期間・内容が明確といったメリットはありますが、基本的に下請け業者を使うために、中間マージンが発生し、価格が高くなる傾向にあります。そこが、下請けを安く使う社風だと、質の悪い仕上げという形で、施主様がとばっちり受けるので要注意です。
ただし、職人からなる小さな地元密着型が安くて安心という訳ではありません。こちらもケースバイケースで、不誠実で腕の悪い職人にあたると後悔することになります。
目安として、代表者が一級塗装技能士といった国家資格を持っているか、経験豊富なベテランであるか、アフターフォローがしっかりしているかを、あらかじめチェックしておきましょう。
ポイントその２⁑説明や調査が明確で丁寧か！
業者の担当者に会った際に、塗り替えの耐用年数から事後のケアを含めた説明をしっかりしてくれるか、時間をかけて壁面の寸法を測った上で、適正な見積金額を出してくれるのかをチェックしましょう。※何が適正なのかわかりずらい場合は、ネットなどを利用しましょう！
「この塗料なら３０年もちます」といった大げさなセールストークは、まず怪しいと思ってください。（新しい塗料は日々開発されていますが、今現在30年持つ塗料はありません。）また、計測が大雑把だと、工事に入ってから追加請求となる可能性もありますし、材料の適正発注がしてもらえず、足りない分を薄く伸ばして使用されたりして、壁面に良くない状態になってしまいます。
きちんとした業者は、契約前の説明・調査で手を抜くことはありません。
ポイント３⁑複数の業者に見積りご依頼を！
最近はインターネットから、見積依頼をされる方が増えてきています。こうした場合は、２～３社の業者に見積り依頼をしてください。こうすることにより、相場観が分かってぼったくりを回避できるだけでなく、相互に比較することで信頼性の低い業者を見極める事が出来ます。
例えば、「塗装一式」というふうに、費目の詳細が分からないような見積書を出す業者には警戒をしてください。
「安かろう悪かろう」は、外壁塗装の業界にも言えることです。最初に高い金額を出して来てから、あっさりと大幅な値引きをするのは極めて不自然です。また「モニター価格」をうたって、極端に安いものも裏があると見た方が良いです。※単に金額を比較して、一番安い所に決めて良いかと言うのも、よく考えてじっくり検討してください。