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外壁・屋根塗料の種類

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新築のころは輝くようだったお住いも、年月が経つにつれ外壁も屋根も、くすんでしまったり、色褪せてしてしまうものです。

そこで、外壁・屋根の塗り替えを行う事で、建てたときの輝きを取り戻すことが出来ます。そして何より、塗り替えることによって、建物自体の寿命を長く保つ事が出来ます。

一口に外壁塗装・屋根塗装と言っても、種類は複数あります。大まかに分類すると以下のようになります。

①ウレタン塗料

ウレタン樹脂を結合剤に使った塗料のことで、付着性に優れて塗りやすく、細部の塗装もしやすく、耐候性もあるといった様々な性能の良さを持ち合わせています。それゆえ、歴史ある塗装業者によく好まれています。塗膜の光沢や厚みの良さから、高級家具の仕上げや自動車のボディにも使われます。【メリット(価格が安い。塗膜に光沢がある。ひび割れしにくい。)デメリット(コストパフォーマンスで劣る。変色に弱い。防汚性で劣る。作業中の水気・雨に弱い。)】

②シリコン塗料

耐用年数・耐候性・コストパフォーマンス・低帯電性による汚れにくさなど、様々な長所を兼ね備えています。そのため、この塗料がスタンダードになっていました。が、ひび割れしやすい欠点があります。【メリット(耐久性が高い。光沢が・艶があり、汚れがつきにくい。)デメリット(ウレタンより価格が高い。耐久性が低い。ひび割れしやすい。)】

③ラジカル塗料

ラジカル塗料は、塗膜の劣化を抑える効果がある塗料です。この塗料には、「高耐候酸化チタン」と「光安定剤」という二つの成分が配合されています。「高耐候酸化チタン」は、ラジカルの発生がしづらくなる効果を持ち、「光安定剤」は、発生したラジカルを捕まえて封じ込める効果があります。よって、ラジカル塗料は、これらの成分があることによって劣化しづらく、耐候性・耐久性が高い塗膜を作れる塗料になります。フッ素塗料と同じ耐用年数があります。【メリット(チョーキングが起こりにくい。光沢が維持し、某汚染・防カビ性に優れる。塗装しやすい。)デメリット(新しい塗料の為に施工例が少ない。塗装業者によっては施工経験がない可能性がある。)】

④フッ素塗料

耐摩耗性・絶縁性・非粘着性に優れたフッ素樹脂をベースにした塗料で、塗料の中では最大クラスの耐用年数を誇ります。価格が高いのがネックで、耐用年数との兼ね合いで見ると、長期的なコストはそれほどではないようです。【メリット(耐用年数が長い。メンテナンスコストが削減できる。光沢のある仕上がりで、長持ちする。)デメリット(価格が高い。塗膜が硬いため、追従性に劣る。)】

⑤光触媒

次世代塗料として登場した光触媒塗料は、塗膜に含まれる酸化チタン成分が、太陽光に含まれる紫外線に反応して活性酸素を発生させます。これが有機物や菌を分解して無害なものにします。これとは別に、超親水性の性質をもち、汚れのついた塗膜に雨水がつくと、汚れが浮いて流れ落ちます。この塗料は、塗装にコツが要り、研修を受けた認定施工店しか扱えません。【メリット(トップクラスの耐久性を持つ。塗るだけで周囲の空気をきれいにできる。)デメリット(施工が難しく、専門性が必要である。無機質系の汚れや過度の汚れには対応出来ない。雨や光の当たりにくい場所では効果減である。選べる色が限定される。ひび割れに弱い。)】

⑥遮熱塗料

夏場の厳しい直射日光のせいで生じる家屋表面の高温化、そしてその結果として起こりうる家屋内部の暑気を抑える働きを持つのが、遮熱塗料です。この塗料は、太陽光を高反射することで、壁や屋根の熱帯びを最大10~20℃低減します。このため屋内への余分な熱伝導が抑制されて、冷房費をコストカット出来ます。【メリット(室温の上昇を抑えることができる。節電・省エネにつながる。建材の熱損傷を防ぐ事ができる。)デメリット(シリコン塗料よりもコストが高い。塗膜そのものの耐候性が高いわけではない。劣化すると遮熱性が落ちる。断熱効果はない。)】

この他にも、無機溶剤など、安価なものから高価なものまでありますので、他で検討の方は、業者に話を聞いてみてください。

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